2013年05月10日
感知器交換
先日自動火災報知設備の差動式スポットの交換作業を行ってまいりました。
自動火災報知設備?
差動式スポット?
簡単に言えば天井面についてる丸っこい機器(感知器)、火災が起きた場合この感知器がその火災を察知して人が常時いる受信機と言われる機械を通してその建物全体に非常ベルを鳴らすものです。つまりこの丸い感知器が最初に火事を知らせてくれます。
熱で火事を感知したり、煙で感知したりと種類も様々ですが一般的な部屋にはこの差動式スポット感知器を付けてる場合が多いですね。こちらは熱で火事を感知します(細かい仕組みはここでは置いておきます)。
専用の試験器具で熱を感知器に押し当てて反応するのか確認する(加熱試験)のですが、感知器の個体差や経年劣化等で反応しなくなります。ただ構造が比較的シンプルなので長く持つ場合もあります。弊社のお客様では40年以上も前の感知器がいまだに現役だったりします。寿命はどれくらいとは一概に言えませんが、10年ぐらいでしょうか?そう考えると40年は長いとも思いますが、逆に言えば昔の方が壊れにくかったのかもしれません。
では取替作業の写真。
取替前から。今回のは外にある感知器だったので直接濡れないにしてもさすがに室内よりは環境が悪いので汚れや錆が目立ちます。
感知器外してみました。電線が2本通ってます。
ほどなくして真新しい感知器となりました。
形がちょっと違いますが、製造年代やメーカーさんにより少しづつ形が異なります。
最後はちゃんと動くか前述の加熱試験を行いちゃんと作動するかを確認して終わりです。
みなさんの職場の天井や、身近な場所にはどんな感知器がついているんでしょうね。
Posted by エスビック at 14:36
│工事